想い出って勝手に美化されるし、記憶が鮮明な内に社会人1年目の自分がなにして、どんなやつだったかを書き残しておく。
大学を中退して専門学校へ行き(1年制)、その1年で大阪のゲーム会社に就職を決めた。なので実質大学3年生から働いたような感覚。そんな1年目。
大学は友達作りには最適の場で、その中でサークルてのは超楽しかった。
大学は辞めたものの、サークルは大学同期が辞めるまでは週末のイベントだったり、有休使える日は通った。
いきなり仕事の話からそれてるが、プライベートにおいての活動はほぼ以上で、あとは全て仕事に注いだ1年だった。
勤めたゲーム会社は正直微妙だった。飲み会多数、パワハラまがいのことも色々。
酒は無敵なので余計に目をつけられ、新人補正込みで大体どんな飲み会にも駆り出されて朝5時まで社長に付き合わされることもザラ。
仕事面においては目標となる先輩が見つからず、日々自分で模索。
最初はデバッグ頼む、と言われて触ったアプリ。それがクソつまらなく、つまらなさがレベルデザインにあることを感じ、上長に生意気にも相談。
結果、熱意が認められて派遣社員が切り飛ばされてレベルデザインを担当。
レベルデザインの在り方なんか肌感しかないので、色々データ入れてチューニングしながら、クライアントの意見聞いて修正を繰り返す。
結果、開発費は余裕でペイできるゲームは出来上がった。ユーザーの反応も非常に良かった。
当時はパズドラでたてとかの時代なので、絵のクオリティが良かったってのもあり結構街作りゲームってジャンルにしては頑張れた。
と、ここまで書くとすげぇ出来る奴っぽいが実際いろんな所で結構ポンコツだった。
アプリの更新がある日、そのリリースを待たずして普通に予定あったので直帰。
電話が鳴る、呼び出される。「お前、更新された後大丈夫かデータ確認しろや」と怒られる。
おハゲの菩薩と呼ばれてるサーバエンジニアから鬼の形相で怒られたので超怖かった。俺は「坊主逆鱗事件」と呼んでる。
他には言語化できない、ただ感覚値としてダメそうな先輩の仕様に対してバッシングを多々いれた。
「え?おもしろくないっすよwこれwww」みたいな。
ゲームセンスには自信があるが、ゲームセンスを上手く言ったりできない時代。
ただ可哀そうなことに、それに対して上手く言い返せる先輩(部長)が1人しかいない会社だった。
大体その人に切り捨てられたり、フォローを受けながら成長する。
その人だけは唯一1社目で仕事力は尊敬している。ただ、人間としては終わってる人だった。
毎日キャバクラ、出社遅刻上等、昼抜けてパチンコ、夜中無茶な呼び出し。
なまじ唯一仕事がその会社で出来てしまっているが故に、なんでも許されていた。
あ、なんか愚痴日記みたいになってきた。
そうだ、最後に初ゲームアプリ作った後の打ち上げが人生初の北新地のキャバクラだった。
キャバクラ自体は死ぬほど連れまわされていたけど、やっぱり北新地は質が高かった。
会員制らしく、年齢層もおっさんしか来ないことから、20歳の俺がそういう店に来るのは超珍しいとのことで超モテた。
調子乗って帰り際に超短いメアドだったので気に入った子に口頭で伝えて、退散。
それがまさかのHITして、交際が始まる。
さらに調子乗って会社の先輩に漏らす。
すると取引先の社長に伝わる、どうもお気に入りの子だったらしい。
流石に詳しくは書かないが、結果自然消滅に持ち込まれた。超かわいかった。大分後悔してる。
あとはひたすらゲーム開発の本読んで自力アップ目指してたかな。
社会人1年目ARMANI ~完~